野口整体を愉しむ

未来を先どりする野口晴哉の思想と技法

養老孟司

「整体操法高等講座」を読む(22)婦人操法(2)

今日は婦人操法の第二回目です。私はちょっと脇道にそれて、三木成夫(しげお)氏の『胎児の世界 ー人類の生命記憶ー』(中公新書1983.5.25)と、最相葉月(さいしょうはづき)氏と増崎英明氏の対談本『胎児のはなし』(ミシマ社2019.2.4)の二冊を同時並行…

「整体操法高等講座」を読む(21)婦人操法(1)

個人は、他のどの人とも異なっている。その差異を正確につかむことに、これほど厳密な方法を徹底した人間はそう多くはいないだろう。整体操法講座を読み進めていくと、そのことが朧気ながらも理解できるような気がしてきて愉しくなる。野口氏が語ろうとして…

「整体操法高等講座」を読む(20)子供の操法(8)

この数日、『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』(NHK出版新書 丸山俊一 NHK「欲望の時代の哲学」制作班 2018.12.10)と養老孟司氏と名越康文氏の対談本『「他人」の壁』(SB新書)を読んでいた。私は、<意識>とは何か、<人間が創り上げた世界…