野口整体を愉しむ

未来を先どりする野口晴哉の思想と技法

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「整体操法高等講座」を読む(24) 婦人の操法(4)

野口晴哉氏の思想や技法を、手元の資料を手掛かりにブログとして記述していくことが、思いのほか難しいことであることを日々実感する毎日です。この困難さを感じる理由は、資料を右から左に書き写すだけでも難しいことなのに、<私なりの要約として記述する…

「整体操法高等講座」を読む(23)婦人操法(3)

私たちの生活の中で生起する様々な身体の不調や、他者との人間関係で生起する葛藤などを、どのように理解すればよいのか。或る事象や現象は、それを<どのような文脈において理解するか>によって、まるで正反対の意味付けを与えることが出来てしまう為に、…

「整体操法高等講座」を読む(22)婦人操法(2)

今日は婦人操法の第二回目です。私はちょっと脇道にそれて、三木成夫(しげお)氏の『胎児の世界 ー人類の生命記憶ー』(中公新書1983.5.25)と、最相葉月(さいしょうはづき)氏と増崎英明氏の対談本『胎児のはなし』(ミシマ社2019.2.4)の二冊を同時並行…

「整体操法高等講座」を読む(21)婦人操法(1)

個人は、他のどの人とも異なっている。その差異を正確につかむことに、これほど厳密な方法を徹底した人間はそう多くはいないだろう。整体操法講座を読み進めていくと、そのことが朧気ながらも理解できるような気がしてきて愉しくなる。野口氏が語ろうとして…