野口整体を愉しむ

未来を先どりする野口晴哉の思想と技法

子どもの操法

「整体操法高等講座」を読む(20)子供の操法(8)

この数日、『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』(NHK出版新書 丸山俊一 NHK「欲望の時代の哲学」制作班 2018.12.10)と養老孟司氏と名越康文氏の対談本『「他人」の壁』(SB新書)を読んでいた。私は、<意識>とは何か、<人間が創り上げた世界…

「整体操法高等講座」を読む(19)子供の操法(7)

私の引用癖は相変わらずで、今日は内田樹氏の昨日(2019.4.15)のブログをそのまま引用させていただきます。私のブログは、自分自身の備忘録の一面もありますので、読者の皆さまにはお許しをいただくこととして・・・ いつも内田氏のことばは、私が表現した…

「整体操法高等講座」を読む(18) 子供の操法(6) 潜在意識指導

野口氏の方法の際立った特徴の一つは、目の前の実際の人間の運動系を丁寧に観察するところにある。その観察は、まず相手の体に触れ、その体から得られる情報(筋の硬直状態、硬結の位置、体の他の部分の硬直との関係、呼吸や脈、体周期など)を基礎にして、…

「整体操法高等講座」を読む(17)子供の操法(5)

私たちは日々の生活の中で、<病気>という現象にどのような意味を与えているのだろうか。<病気>が、日常のありふれた社会生活を停滞させ、阻害するという面があることから、それから一刻も早く逃れたいと考え、その現象をなくしてしまいたいと焦ることは…

「整体操法高等講座」を読む(14)子供の操法(2)

野口氏はこの高等講座の第13回で、<整体操法の原理>について次のように語っています。なぜ野口氏が、生理解剖学の知識や、東洋医学の<経絡>の知識を徹底的に学んだうえで、それらに自らの思想・技術の根拠を置くことなくそれらを<捨てた>のかについて…

「整体操法高等講座」を読む(13)子供の操法(1)

「整体操法高等講座」(13)1967.9.5 「子供の操法」(要約) これまで、操法をやる迄の問題をずっと話してまいりましたが、これから実際に操法をどうやるのか、についてお話ししようと思います。 最初に、生まれてから四歳前後までの子供にはどう操法するかに…