野口整体を愉しむ

未来を先どりする野口晴哉の思想と技法

身体教育研究所

野口裕之氏の論文に学ぶ

「月刊全生」最新号(平成31年2月号)が昨日届けられた。そこに「生きること死ぬこと-日本の自壊ー」の先月号に次ぐ完結編がある。これは「教育哲学研究」第89号(2004年5月)に掲載された野口裕之氏のシンポジウムでの発表論文の再掲である。 明治維新以降…

身体教育研究所について

身体教育研究所のことを初めて知ったのは、月刊全生の記事を読んだ時で、すでに三十年近く前の事である。すでに記したように、私が初めて整体協会主催の講習会に参加したとき、その講師が野口裕之氏であったし、その後の講習会や研究会の指導者も裕之氏であ…

整体操法の基礎を学ぶⅡ(42)技術に於ける度の問題(二)

I先生「前回に引き続き、度の問題を行ないます。特に頸とお腹の関連を実際に自分の指で確かめて、その時の操法の度の適を得るということを、練習を通して身につけて行って下さい。では始めます。」 刺戟感受性 人間には刺戟感受性というのがあります。外側…

「月刊全生」目次散歩(3)

1965 5月号 通巻第15号 ・巻頭言 リハビリテーションの施設の在り方 ・子供と躾けの問題 人間の裡にある自律性(躾けは必要か、自然の規律、水はせきとめられるから溢れる、人間は自然の規律によって守られている、躾けが要るのは子供ではない、人間の本性は…