野口整体を愉しむ

未来を先どりする野口晴哉の思想と技法

「月刊全生」目次散歩(3)

1965 5月号 通巻第15号

・巻頭言 リハビリテーションの施設の在り方

・子供と躾けの問題 人間の裡にある自律性(躾けは必要か、自然の規律、水はせきとめられるから溢れる、人間は自然の規律によって守られている、躾けが要るのは子供ではない、人間の本性は善か悪か、嘘をついても汗が出る、子供の自律性を尊重せよ、育つものへの理解を、自律は人間本来の働き、ほんとうの意味の躾け)

・体癖修正法講座 「五種の感受性方向と体力の関係」(記録:臼井)

 質問への答え 親鸞は九種、法然は一種、日蓮は七種であろうと思われる

・潜在意識教育法講座 「イライラを分散させる体操」(記録:山根)・座談会「若い人はどう考える 初等講習を受けた人々にきく」

広野 二つの体癖が両方入っている場合、両方を言うのか。

堅田 左右型九種とか、上下型三種と言う。何型というのは体型、何種というのがそ  の裏にある感受性傾向を言います。

・ひとりごと

・オハイ便り

紫煙録(意識以前の心にまく種、敏捷な動作)

・碧巌ところどころ(二)

・旧友春信(星野武男)

・京の花(飯田みよ子)

・広島講習伝授会記録「技術を使う心」

胃袋よ働け、と言ったって働かない。だけども愉快だったらお腹が空いてくる。だから意志では自由に出来ないが、空想とか感情とかいうものを使えば自由に働かせることができる。

 

1965 6月号 通巻第16号 

・巻頭言 他人の幸せ

・活元運動と日常生活「体の自律性を高めよう」(活元運動は誰にでもでている、日常動作に於ける外路系運動、スポーツは体育か、体の自律性を無視した行為、日常動作に現われている体のくせ、体に合う病気しかなれない、活元運動が起こるような状態、訓練としてやる活元運動、要求をゆるし合う生活)

・碧巌ところどころ(三)

・生きているということ(失敗、考える力、習慣、朝、昼、夜、怒り、悲しい時、夢、健康、体)

・いつまでも若く生きるには

・兄弟喧嘩

・天才と努力(西村龍介)

・老眼(木村正)

・潜在意識教育法講座「思春期という時期」(テープ起こし、抜粋:山根)

・野口先生を囲んで「全生執筆者の座談会」

・オハイ便り

・広島便り(渡部美和、山本巴)

・体癖修正法講座「体量配分測定による左右偏り状況」

 

 1965 7月号 通巻第17号

・巻頭言 打撲の害 根性づくり

・体の裡の事情(あなたの体はどういう方向に偏っているか、体の疲労部分はどうなっているか、先ず一人の人を丁寧に見る、筋肉の弾力を見る、運動の観察、体中が疲れるのではない、眠りで偏り疲労は抜けない、偏り疲労部分の弾力の回復法、体の運動状況の癖を観察する、運動観察を体量配分計で、その人の固有の偏り傾向は変わらない、どんなスポーツも偏り疲労をつくる

みんなが体を理解することに怠慢である、記憶尊重の教育法では行きづまる、生きている人間の観察を)

・碧巌ところどころ

・体癖修正法講座 頭を使うと腰が疲れる左右型(録音抜粋:臼井)

・オハイ便り(野口裕哉)

・活元運動によせて(美山豊)

・美山教授の疑問に答う(柳田利昭)

・開眼(鷹巣栄一)

・潜在意識教育法講座「誰にでもある可能性」(記録抜粋:山根)

紫煙録(交通取締りより設備を、ドライブ、読書・音楽・映画、便り)

・雑記帳から(橋本文子)

・七夕まつり(野口昭子)

・お母様の質問に答える 潜在意識教育法講座にて

 

1965 8月号 通巻第18号

・巻頭言 栄養の不思議

・体癖講座「マンモスは何故亡びたか 刺戟と反応の連環作用」(力の出る時と出ない時、感受性と適応能力、感受性の相違、潜在体力のしわざ、肩で歩く人・二次的偏り運動、体癖修正の着手の処、体の歪みに意志は無力、捻れ体癖の負けじ魂、腰の力がすべて中心、寝小便の種類・叱っても治らないわけ、寝小便と体癖構造、寝小便とその前後・マゾヒズムの発見、風邪の原因も一つではない、万人に適うものは一人に適わない・寝小便は一つに非ず)

・碧巌ところどころ

・「野口先生の整体指導 観察と操法設計」(研究部:鬼塚、堅田

・研究部日誌(鬼塚)

・早老的体相と回春の方法

・潜在意識教育法講座「大人は子供より古い」(録音抜粋)

・天心(宗像義臣)