野口整体を愉しむ

未来を先どりする野口晴哉の思想と技法

救急操法

整体操法の基礎を学ぶⅡ(45)眠りの誘導

眠りを深くする 操法によって体を無理に治そうとしても、それで治しきれるものではない。その人の持っている力を発揮して、その人の力で治るようにしなければならない。ではどうしたらよいか。それには相手の眠るということがきちんと行えるようにすることで…

整体操法の基礎を学ぶⅡ(44)中等講座における救急操法

I先生「今日は、前にやった救急操法の中等編です。」 発熱の見分け方 熱が、朝高くて夕方が低いというのは、体のどこかが化膿している状態。朝が低くて夕方高いのはありきたりの熱だが、過労の時や結核の時もそうなる。 隔日で高い低いがあるのは、臓器の化…

整体操法の基礎を学ぶ(20)救急操法

I先生、「前回までは整体操法の理論を、実習を交えて説明してきましたが、今日は一休みして、救急操法を通して、具体的に生活の役に立つ技術をお話しします。」と前置きして、第二十回目の講習が始められた。 救急操法 脳活起神法(気絶に対する操法) 相手…

整体操法の基礎を学ぶ(19)病気を経過させる

第19回目のこの日の講義は、野口整体法の重要なキーワードの一つである「病気は経過させるもの」についてです。野口氏の言葉のすべてに通奏低音として鳴り響いているのが、生命や生きていることそのものへの敬意であり、生命に対しての礼をもっての受動的身…